参考書

やさしいC(第2版), 高橋麻奈 著, Softbank Publishing, 2003年, 2500円+税
C 全般に関する入門書。よくわからない、という時にじっくり読んでみると良い。ある程度分かっている事について流し読みをして知識を詰めるといった使い方には向かない。

C言語プログラミング, H.M.ダイテル・P.J.ダイテル 著, 小嶋 隆一 訳, (株)プレンティスホール出版, 1998年, 3600円+税.
プログラミング経験のない人向けに書かれているので、初心者でも読めるはず。世界中の多くの大学で教科書として採用された実績あり。復習問題、練習問題が大量に用意されている。

C実践プログラミング第3版, Steve Oualline 著, 望月康司監訳, 谷口功訳, (株)オライリー・ジャパン, 1998年, 4500円+税.
初心者向きではない。C言語の基礎についてある程度理解した人が、実践的なプログラミングとの間のギャップを埋めるために読む本。そのような目的のためには大変良く書かれているという定評のある本。C言語そのものの解説だけでなく、プログラム設計の考え方やドキュメントの書き方、デバッグの方法にいたるまで、プログラム開発の過程について一通り解説してくれているので、大変ためになる。残念ながら、訳文の日本語が時々おかしいことがある。

プログラミング言語C第2版ANSI規格準拠, B.W.カーニハン・D.M.リッチー 著, 石田晴久 訳, 共立出版(株), 1989年, 2800円+税
全く初心者向きではない。しかし、プログラミングの何たるかについてすでに知っている人が手っ取り早く C について知ろうとした時には非常に良い本だし、ためになることが多く書かれている。C言語の開発者が書いただけに、内容については最も信頼できる本の1つ。コンパクトな本なのにCに関するほとんどあらゆることが載っているので驚く。C に関して細かい点で疑問が生じたような時にこの本を開いて確認する、といった使い方ができる。「カーニハン・アンド・リッチー(K & R)」と言っただけでこの本のことだと通じるくらいに有名な本。しかし、訳文の日本語がひどい事でも有名。英語の得意な人は原書で読むことをすすめる。