8.3 標準入出力関数
printf など、画面表示や入力に使える関数の代表的なものを示しておきます。
printf による文字表示
#include <stdio.h> int printf(char *s, ...)
戻り値はありますが、あまり利用することはないでしょう。第一引数 s には文字列が入り、そこでの書式指定に従ってそれ以降の引数が処理され、画面に表示されます。
もっとも単純な例は以下のように第二引数以降がないものでしょう。
printf("一行表示する\n");
ただ画面にそのとおり「一行表示する」とだけ表示されます。「\n」は改行指定(後述)です。
変数や計算式の内容を表示するためには以下のように使われます。
printf("個数=%d, 平均=%f6.3\n",cnt, (double)cnt/(double)total );
実行結果例(cnt=3, total=20 のとき)
個数=3, 平均= 0.150
書式指定文字列(第一引数)のなかにある % に続く d や f の指示に従って、第二引数以降の変数の値や計算式の結果が「そこに埋め込まれる」ような形で表示されます。
以下にこの書式指定に使える制御文字と変換文字列についてまとめておきます。