2.3 設計上の失策

クラスの構成

当初「クラスとは一人の教員とひとつの部屋を特定の時間に割り当てるものだ」と
して設計していたが、実際のクラスの運用は遙かに複雑だった。
一人で二つのクラスを同時に一つの部屋で実施する(再履修などで普通に存在)。
二人の担当者で二つのクラスを担当する。前半後半に分け、途中で担当交代する。

等々幾らも挙がるが、これらを考慮していなかった。

担当者の配置

上記のクラスの構成にあるように、ある種のクラスは担当者が複数人いたりするので、複数のクラスを複数の教員で対称または非対称に共有することがおきる。ある時間、あるコマには担当者は一人だけとしていたので、これに対応できない。

ゲストスピーカー的教員の参加や、チューター、ゼミの OB の参加などさまざまなことがクラスでは起きるが、それらをフォローする作業が全てシステム管理者の手作業となってしまう。これらは担当教員自身の操作で実現出来るようにすべきだった。

掲示板システムではこの問題を解決した。


Yutaka Yasuda (yasuda@bakkers.gr.jp)