16. 置換

対話的な(または問い合わせ型の)置換、と呼ばれる置換方法について紹介します。例では文字列「 count 」を「 number 」に置き換えます。M-% としてください。下図の表示になります。

ここでは置き換える元の文字列をたずねています。「count」とタイプし、Enter キーを押してください。下図のような表示になります。

続いて置き換え後の文字列をたずねています。「number」とタイプし、Enter キーを押してください。下図のような表示になります。

まず最初にマッチした文字列(count)の色が変わって表示されています。対話的置換では次に押すキーによってその後の処理が変わります。

Space この文字列を新文字列に置換し、次にマッチする部分を検索・表示する
Delete この文字列は置換せず、次にマッチする部分を検索・表示する
Enter 置換処理をこれで終了とする(この文字列は置換しない)
! (エクスクラメーションマーク) この文字列は置換せず、次にマッチする部分を検索・表示する
^ (ハット) 直前に置き換えた文字について元に戻す(最後の一つより前の置換にはさかのぼれない)

最終的に何箇所が置換されたかを下図のようにして表示します。

置換の再開

一度途中で終了した置換をカーソルの位置から再開することもできます。C-x Escape Escape (Control キーを押しながら x キーをおし、Escape キーを二度押す)としてください。下図のような表示になります。

この状態で Enter キーを押せば、最後の置換動作が再開されます。


Yutaka Yasuda (yasuda@bakkers.gr.jp)