* 」任意の文字列に適合するメタキャラクタ

ここで「 * 」文字を紹介しましょう。

例えば上記の例で log と log2 の両方のファイルの中身を見たい場合は、以下のようにすれば良いのです。

cc2000(92)% more l*

つまり l* とは「 l で始まり、それ以降はどんな文字列でも構わないファイル」を列挙することを意味しています。
その結果 more l* more log log2 と解釈されて実行されます。

* が適用可能なのは何もファイル名の最後に限りません。

例えば上記の例で more *2 とすればそれは「どんな文字列で始まっても構わないから、最後が 2 で終わるファイル」と解釈され、 log2 ファイルを指します。

*o* とすれば、それは「どんな文字列で始まっても構わないから、途中に o を含み、またどんな文字列で終わっても構わないファイル」と解釈され、 log log2 の二つのファイルを指します。

* とすれば、それは「どんな文字列でも構わないファイル」と解釈され、 bb cc log log2 sample の五つのファイルを指します。
* 文字はファイル名の記述のどこに幾つ現れても構いません。

また、適合する文字が無くても適合したとみなします。

例えば log* とすれば「 log で始まり、それ以降はどんな文字列でも構わないファイル」と解釈され、 log log2 の二つのファイルを指します。


Yutaka Yasuda (yasuda@bakkers.gr.jp)