デスクトップ操作環境の設定変更について

2005年の共通 Windows XP 環境は、そのデスクトップ操作画面の標準設定が従来のクラシックスタイルから Winodws XP 標準環境へと変わりました。 この設定変更は新入生にだけ適用されるため、新入生向けクラスでは指導する教員の画面表示と新入生のそれが著しく異なる、ということになります。 それでは困る場合が多いでしょうから、以下に既存の利用者が新入生と同じ環境になるよう設定変更する手順をまとめてみました。

デスクトップ環境の変化について

2005年度から情報センターが提供する共通 Windows 環境のデスクトップ画面の設定が変わりました。 それ以前は「クラシックスタイル」(画面左)が標準的に設定されていたのですが、これが Windows XP 標準の環境(画面右)になりました。
クラシックスタイル Winodws XP 標準環境


Windows XP が採用したデスクトップ画面は、それ以前の Winodws 95,98 や Windows NT, 2000 と大きく異なるものでした。 そのため、従来の操作感覚を好むユーザのために Microsoft は Windows 98, Windows 2000 とほぼ同じであるクラシックスタイルを用意しています。
京産大の共通環境は 2002 年に Windows NT から Windows XP にシステム更改しましたが、まさにこの理由でクラシックスタイルを標準環境として選択しました。
しかし 2005 年現在ではむしろクラシックスタイルの方が学生にとって馴染みのないものとなったためでしょう、これをやめることになりました。

新入生と既存教員(新規ユーザと既存ユーザ)

ただ一点注意が必要なのは、既存の教員や在学生などはクラシックスタイルのままで、新規に発行されたユーザ(新入生・新規採用教員)だけがこの Windows XP 標準環境になる、ということです。 これはスタイルの設定情報が、各ユーザのプロフィル情報としてユーザごとに保持されているため、システム管理者(情報センター)が既存利用者の設定情報を変更出来ない(変更しない方針である)ことに起因します。 結果的に、コンピュータ基礎実習初級科目など、新入生向けの実習クラスなど教員のディスプレイを見せながら指導する場面では、操作画面や手順が教員と受講生で大きく異なる、という状況が発生します。

これを解決する方法は「教員が自分自身でデスクトップ環境の設定を変更する」しかありません。

設定変更手順

以下に設定変更箇所と、その手順を示します。
  1. 「スタート」メニューから、コントロールパネルを開く。
    そこにある「画面」アイコン をダブルクリックして開きます。

  2. 「テーマ」を「Windows XP」に変更する。
    「テーマ」欄をクリックし、「Windows クラシック」から「Windows XP」に変更します。

    この状態では OK ボタンはクリックせず、「デスクトップ」タブをクリックします。(次項参照)
    「デスクトップ」タブをクリックするとこのウィンドウ表示になるはずです。
    ここで「デスクトップのカスタマイズ...」ボタンをクリックします。

    もし背景を不要と思われる場合は、この時点で「背景なし」を選択しておくと良いでしょう。 (実際、見本として受講生に画面を見せる場合は、こうした写真の背景は操作をわかりにくくしてしまうでしょう。個人的には「背景は無し」「色は白」を推薦します。)
    新しく開いた左のウィンドウで、「マイドキュメント」と「マイコンピュータ」にチェックを付けます。

    これによってデスクトップに
        
    の二つのアイコンが表示されるようになります。

    「OK」ボタンをクリックしてください。 (それでこのウィンドウは閉じ、コントロールパネルのウィンドウが見えるはずです。)

  3. 再びコントロールパネルを開く。
    (恐らくこの段階で既にコントロールパネルのウィンドウが見えているはずです)
    そこにある「タスクバーと[スタート]メニュー」アイコン をダブルクリックして開きます。

  4. スタートメニューのスタイルを変更する。
    「 [スタート] メニュー」タブをクリックしてください。
    メニューのスタイルを「クラシック [スタート] メニュー」から、「 [スタート] メニュー」にチェックし直し、「OK」ボタンをクリックしてください。

  5. 最終確認
    以上で設定は完了です。念のためにマイコンピュータアイコン、ゴミ箱アイコンなどが受講生と同じ位置にあることを確認してください。
    (例えばゴミ箱は画面左下です。)


<<Top
Yutaka Yasuda (yasuda@cc.kyoto-su.ac.jp)