IP 電話をデジタル化による新しいサービスまたは製品として紹介し、それが何故安くできたのかを問いました。
IP 電話サービスが非常に安く価格設定できる主要因は、コストの主たる要因となる設備について、既存のものを流用していることにあると考えています。 IP 電話はインターネット用の技術や設備をそのまま流用しており、IP 電話のための技術開発や設備投資が極小で済んでいるわけです。 逆に考えれば分かりやすいかも知れません。例えば電話のデジタル化のために技術開発や設備投資を要する状況だった(インターネットより先に IP 電話を普及させようとした場合を想像すると良いでしょう)としたら、従来的電話サービスより低い価格でサービスできたでしょうか?
つまり共用のもとになったインターネットには、さまざまなサービスに流用可能な「汎用性」がある、ということです。 汎用設備を流用しているために安くなった、と言っても良いでしょう。 当然これは電話だけに限りませんから、今後幾つでも同様のことが起きると考えられます。
ところで受講生からの回答を見ると、非常によい点について指摘しているものもありますが、漠然と「デジタルって良いんだ」という印象だけを書いている(論理的でない)ケースが多くありました。 自分の思考をまっすぐ書ける事(書ける程度にはっきりさせること)は重要な事です。 せめてこのクラスの間だけで良いですから、ぼんやり、ではなく、はっきり説明できるように考える傾向に自分を振ることを勧めます。
また、価格を安くできるのは何故か?という問いに対してビジネス的な理由づけを答える(例えば戦略的な価格設定である、とか、NTTと対抗するために下げている、など)傾向も多く感じます。最終的な価格決定には当然多くの要素が絡むわけですが、それ以前の構造的な理由、技術的な裏付け、といったものがあるはずです。何らか「素性の良さ」があって初めて戦略的な価格設定が活きるわけで、それと関係なくやるのは単なる蛮行です。IP 電話の価格設定はそれほどバクチではないと思えますし、そうでなければこれほど期待され、多くの事業者がサービスしたりはしません。
IP電話はDVDのビデオで、通常の電話はVHSのビデオのようなもの。
つまり使用するほどに費用がかかるかかからないか。
IP電話は使用による費用がかからない。
講師からのコメント:
前半は意図が良く読み取れませんでした。後半は単純に間違いで、IP 電話が従量課金になっていないのはたまたまそういった料金も出るを採ったためです。
一般の電話回線は利用することに対して有料であるが、
インターネットの回線はだれもが無料で使用することができる。
また、その回線は既に存在しておりインフラが整っているので、
新たに投資する必要がない。
講師からのコメント:
新規投資が大きく必要ない理由を既存設備の流用に見ている点は正しいと思いますが、一点、誤解があるようです。インターネット回線は誰もが無料、ということはありません。月額いくらという料金をあなたもどこかの ISP に支払っているのではないですか?
NTTなどが使っている交換機を使わずに電話できるから。
IP電話は、普通の電話回線を使わずに、インターネット回線を使うので、
短時間でしかも一度に大量の情報を送れる上、同時通信も可能だから。
IP電話を使えるというネットワークの整備を目的としするのではないでしょうか。
そのネットワークを使ったIP電話以外のサービスを利用してもらうことで、
ネットワークを提供した会社にも利益をもたらすのではないでしょうか。(例えばインターネット)
【電話】――{中継}――{中継}――{中継}――{中継}――{中継}――【電話】
| (今までの電話)
|
└――{中継}――(IP電話)――{中継}――――┘
今までは中継地点の数が多くてその分、お金がかかっていたけど、
IP電話では中継地点の数が少ないので料金が少なくてすむ。
講師からのコメント:
たまたま私の描いた図が誤解を与えたようですが、中継点の数が少なくなるとは限りません。
音声という比較的アバウトでよいものの伝送だから、精密さを要求されない程度の
品質を求められるだけ。
∴設備費用が安い。
∵誰もCDの音質をTELに求めていない。
講師からのコメント:
考え方は悪くありませんが、問題点は精度ではなく、通信量にあります。
デジタルデータ処理の世界では音質は精密さといったものではなく、データ量に依存します。
精密さに品質が依存するのはアナログ処理の世界ですね。この違いを良く見極めて下さい。
実際問題、電話程度の品質の音声通信には 32Kbps 程度で足りることがよく知られています。(例えば PHS は 32Kbps ですが、それで音質的には充分でしょう?)この 32Kbps という数字が、ブロードバンドネットワークと呼ばれる現在の ADSL 等によるインターネット回線速度(実質 1Mbps から 10Mbps 程度か?)に対して問題にならないほど小さな値だったため、新規の設備投資を要求せず流用可能となったわけです。つまり 32Kbps や 64Kbps 程度であったダイアルアップ(電話回線利用)接続でインターネットを利用していた頃には、IP 電話といったものは有り得なかったわけです。
既存の電話回線網を一部、もしくは全部使わないので、
回線使用料を払わなくてもよい。
講師からのコメント:
NTTの回線は一部または全部使いませんが、その代わりに「何か」を使わなければなりませんね。
NTTが全国に配信した電話回線や交換機を全く使わないか、
使うにしても一部にとどめ、IP網でつなぐため。
IP電話はデジタル化、標準化されたものなので、
データの送る費用は安くなるからです。
NTTなどが配置した通常の電話回線や交換機を使わないので、
IP網でつないでいるため、その分通話料をさげられる。
まずは、IP電話と既存の電話の違いを考える。
すると、その違いは情報伝達の方法にあると分かる。
これから、アナログ情報からデジタル情報への移行が
送信するデータの最小・最適規模の実現を可能にし、
これによりデータの送受信に係るコストが下がったのだと思う。
中継地点をできるだけ省いて通信するから。
音声信号の運び方が従来の電話のそれと異なるから。
一度に扱うことのできる情報量が多い。
距離によって情報量、速度が変動しない。
NTTは独自の設備を持つが、その他の会社は自前の設備でないから?
そもそもインターネットをつながなければIP電話をつなぐことができないから、
インターネットの契約により生じる利益を優先して、IP電話従来の電話会社の
電話とは違い安くサービスすることを優先したのではないか。
また、従来の電話会社が負担していた過疎地へのサービス義務はないため、
従来の電話会社より安くすることができる。
講師からのコメント:
前半部分についてはいわゆる戦略的な価格の設定、といった視点からのものと思います。確かにその面からは現実にそのようになっていると思います。
しかし IP 電話システムは技術的にも安くできる面があるため、こういった戦略的に無理がない、と考えられます。それが何か?と考えて欲しかったわけです。
NTTなどが作った通常の電話回線や交換機を使わなくても、IP網でつなぐことができるから。
NTTは独占企業だったので、高い通話料、交換機料を消費者に強いていた。
IP電話の移入によって、NTTは通話料を下げたり、交換機をただにすると考えたらしいが、
それでは今までの消費者には割りに合わない。
同じ業者に加入している同士なら通常の電話回線を使わないので通話料が無料になるから。
既存のNTTの回線を使わず独自のIP網を経由して音声の伝達を行うことで、
NTTの回線や交換機の使用料を払わなくてもよいから。
設備投資があまりいらないから。
(もともとインターネットをするために作られた既存のネットワークを応用したから)
既存の(ADSL)インターネット回線を同時に利用するので、
回線使用料を取らないためであると考えます。
インターネットのためのADSL回線を利用するため、設備を整えるための費用や
人件費などを押さえられる上、そもそもコンピューターによるものなので、
固定費が低いと思う。
NTTの交換機を今まではいくつも通ってたのがそれを通さないで又はすくなくできるため
コストが少なくなるんじゃないかと思う。
IP電話の「電話」に関する業務だけでなくその技術や設備が他のサービスに利用・応用できる
ためにIP電話の価格を低くおさえることができるから。
まず第一に前提としてADSLの普及があり、それを二次的に利用したので安くできた
と思います。また、ADSLは動画などの容量の大きいデータを高速で流すことができるので、
それが月3000円とかでできるのだから、比較的、音声だけのデータは小さいので
安くできるのだと思います。
電話回線は、それ自体「電話」を売りにするために設備投資した分、当然電話事業によって
その設備費用の回収をしなければいけない。反してIP電話であれば、元々のメインビジネスは
「インターネット」であるので、それに付随したサービスであるIP電話でだけでコスト回収をしなくてよい。
更にIP電話を使いたいからネット契約をする、という一種の「広告効果」の分だけも安くできる。
これは携帯の本体を安く、サービスでもうけるというビジネススタイルと同じだと思います。
IP電話はDVD \
一般回線はVHS / のようなもの。
要するにIP電話は劣化せず減価償却しなくて済む。
それゆえIP電話は安くできる。
講師からのコメント:
デジタルデータは複製によって内容が変わらない、という意味で劣化しない、といった表現をすることはありますが、デジタルデータ処理のための機械(ハードウェア)が経年変化によって劣化・消耗しない、ということはありませんよ。
(I) ひとつの大きな基盤があると、それを大勢で使って、固定費を分散できる。
変動費はそんなにかからないのではないか?
➁管理費や消耗費がたくさんかからないのではないか?
A、初期投資が安い代わりに、継続して使えば使うほど
もうかる仕組みになっているのではないか。
A、1人の人が増えると、企業側の負担が安くなっていくのではないか。
本業ではなく副業としてやっているから、利益を追求してないと思う。
充分に整備されたネット環境があったから。
講義中に話したように、電話回線やネット環境のようなインフラを整備するには莫大な費用と手間がかかる。
そのようなインフラが事前に準備されていたことは非常に大きい。
通所の電話回線―今までにNTTとかが設置したもの―を使わない。
また交換機とかも使わなくてすむから、安くなるのだと思う。
従来の方法では自分から相手までの間に数多くのNTT交換機があり、
その分コストがかかった。
しかしIP電話では複数の交換機のところがIP網1つに代替され、コストダウンに成功している。
IP電話はルータの処理を1つ増やすだけでそれ以外の技術的な通信網は
インターネットで既につながれているため。
(I) インフラ面では1つの回線(光ファイバー)をしくとそこに次々と情報を流せる。
時間当たりの利用数が上がる。
(II) ランニングコストが安い(メンテ等)→回線量が少ないから
(III) 本社機能が単純かつ小規模でやれる。
IP電話を使うIP網がもともとインターネットのために作られたもので、占有をしないという特性を利用して
その網を電話にも流用しているから。独自の設備費などもかからない。
IP電話はNTTなどが設置した通常の電話回線や交換機をほとんど使わないから。
今ある電話回線や交換機など、既存のものの付加として使えるので
新たなインフラを設置するコストがかからないから。
インターネット目的で普及したADSLやケーブルテレビの回線が
IP電話にそのまま代用できるので新しい設備投資をそれほど必用としなかったから。
既にADSLや光ファイバー回線が広く普きゅうしているので、
追加のコストが少なくてすむから。
(I) 中継地点の設備の構造が単純だから。(目的地めがけてデジタル情報を飛ばすだけ)
(II) 電線だけを新たに調達すれば、それを取り付ける電柱が既にインフラとして存在するから
(↑光ファイバーの場合)ADSLの場合、それさえ不要。
電話事業自体が元々独占的であったため、競争がなく料金も高かったが、
IP電話を始めたプロバイダーが利益を望める料金で安く設定したため、
競争原理が働き、もともと高すぎた料金が下がった。
講師からのコメント:
論理が堂々巡りをしてしまっているようです。それでは何故、既存の電話会社にインパクトを与えるほどの低価格のサービスを新規参入電話会社が実現するために、IP 電話という新技術が必要だったのでしょう?
インターネットの一般家庭への普及によって、IP電話接続のために必要な回線などのインフラが
すでに行きわたっており、設置のための費用が安くすむため。
ITを利用することで情報伝達に必要な設備が少ないためコストがdownするから、
具体的には既存のシステムは設備コストが高く、IP電話はシステムそのものが違うため、コストが節約できる。
(I) 大量の顧客を得るために安くする必要がある。
(II) インターネットを使うので、新たにネットをつなぐ必要がないから安くできる。
インターネットは既に接続済みで、その時に費用もらっている。
よくわかりませんがインターネットのすごい大きな回線のはしっこをちょっと使ってるのかなと思いました。
講師からのコメント:
着眼点としては正しいと思います。あとはそのアイディアを具体的にきちんと説明することですね。
回線(?)がたくさんあり、情報がネット上ではやく移動するから、量が多くできるかあかなぁ〜
と思います。全く見当違い
他のところからえられる収益が大きいから。つまりインターネットの新規顧客の使用量や
使用者が増えることでネット上の広告への需要が増えることなど。
講師からのコメント:
IP 電話のサービス提供者である ISP が IP 電話を顧客吸引のための付加価値サービスとして価格設定している、という点については正しいと思いますが、その後は外しているようです。まず ISP は顧客が通信量(使用量)が増えることは望んでいません。通信量の増加は追加の設備投資を要求しますが、顧客には定額課金にしているからです。広告需要の増減は ISP の利益には関係しません。広告で利益を得るような会社と ISP とは別会社だからです。SOFTBANK は Yahoo BB と Yahoo という ISP と広告で利益を上げる会社をもっていますが、Yahoo のために Yahoo BB の顧客を獲得しているわけではありませんね。
(I) 既存の設備を応用しているので、新しく設備投資する必要が無い。
(II) 以前の交換機に比べて維持費、人件費がかからない。
(III) IP電話は流せる情報量が非常に大きいので時間あたりの効率が良い。
低コストで接続可能なインターネット網に音声データをのせることが可能になったから。
低コストで接続可能なインターネット網とは、ADSL・ケーブル・光ファイバー網のことである。
これらは従来のアナログと違い、常時接続&高速なので、
音声データをのせることにより通話料の大幅な削減が可能になった。
※以前に1年程、KDDI(DION)でADSL、光のプロモーションスタッフをしていたので、先生の話がおもしろいです。
講師からのコメント:
是非いつか講義で話を聞かせて下さい。
IT革命で昔は何百万もしたパソコンが現在では10万円程度で売られ大きく普及したのと同様に、
10年20年先の将来的な生産性の向上やコスト削減で、メインストリームになりうると考えているので、
現在は多少の赤字が出たとしても安くしていると思う。
講師からのコメント:
考え方としてそうおかしくはないのですが、残念ながら現在の通信会社はそれほど長期的な利益モデルを考えることが出来なくなってしまいました。もっと短いスパンで、かつ素早く動くことを求められていますね。たとえばポケットベルは数年で利用が爆発し、巨大なアンテナ設備や局舎をそれに合わせて何とか急造したと思ったら、顧客は一年、二年で PHS に移りました。しかし PHS にしても 10 年ほどで事業そのものがこの国から消えようとしています。
コンピュータ関連技術はもっと短く、一年単位で変動に対応しながら前進しています。最近は通信事業だけでなく家電分野もこうした影響を受け、非常な短期間での製品開発、モデル変更を迫られています。
(I) 既存の通信インフラの利用による低コスト化
(II) 電話の加入権がいらない
(III) 回線の未使用部分を使った通信手段である。
(I) すでにインフラが確率しつつあるから
(II) 他で料金を取れるから
(I) →ブロードバンドの普及に伴い、インターネット目的でのADSL、光ファイバーが各家庭に普及してきた。
新たに回線網を作る必要がなく、その初期投資コストが低い。(+α)、全国規模で行えるため、単位コスト低下
(II) →消費者はIP電話にお金を払う気はなくとも、インターネット目的でお金を払う。そこで利益を得られる。
A、新たな設備(交換機など)を安く調達できる→初期投資が無い
A、インターネットを利用するので、利用者の限界が緩和される→規模の経済効果
低コストで同時に大量に提供できるから。
例えばデジタル化することで情報を単純化し、シンプルな網で対応できる。また
全て短純なデータにおきかえられて、一緒くたになるので回線の共有が可能になり回線の占有がおこらない。
音の振動を電子信号に変換して送るというデジタル方式をとっているから。
それまでのアナログ形式と比べて、信号の伝達が安価に高速でできる。
はじめから電話を目的としているというよりも、インターネットを使って音声をやりとりしている形だから。
既存のノウハウを利用することが出来た。だから新たに考えるのは設備などのコストを削減することに集中できた。
インターネットのプロバイダ契約数の増加で、同じ回線を使えた。IP電話はおまけみたいな印象がある。
安い料金設定でもインターネット利用者に使ってもらえるという確信があった。
NTTなどの通常の電話回線や交換機を一部か全く使わないため。
音声信号をデジタル化するため。
講師からのコメント:
NTT の設備を使わないのなら、代わりに何を使ったのでしょう?
デジタル化すると価格が下がるのは何故でしょう?
問いはつまりそうした事についての受講生の理解がどのようなものかを尋ねています。
電話回線を使って電話サービスを行っている会社は、電話を主目的としている。
つまり通話料をとることによりなりたっている。
しかしIP電話はそのプロバイダに加入してもらうことを目的としているため、電話はサービスの一種ととらえている。
よって通話料は安くなっている。
力をもって高い金額を設定しているNTTとあまり関わらないから
歴史の必然:技術が一般的になるにつれ価格は下がる。もっと下がるはず。※独占的なものは除く
一度におくる量によゆうがあり、距離に関係なくコストは一定だから。既存のインフラを活用できるから。
まず、既に、日本にはブロードバンドがかなり普及していたので、新しくIP網を作らなくてすんだ。
次にIP電話で収益を上げなくても、自社のプロバイダを使ってもらえることにより収益を上げることが出来た。
みんながブロードバンドを使える環境(パソコンをもっていた)
たくさんの家庭がIP電話をすることによって、初期的な投資にかかる費用が一軒当たり低くなり、
低コストで提供できるようになったから。
単純な処理システムにより、費用が安くなるから。
IP電話を企業はネットのシェアを拡大するための付属価値としているため安い。
ネットの技術を併用してコスト面の負担も低い。
インターネット網を使用することにより、他社との競争がひんぱんに行われるから。
ネットワークダウンや接続先の障害がひんぱんに起こるため。
講師からのコメント:
もし後半部分が「システムダウンの可能性(耐障害性)をあまり追求していないから」という意味であったなら、それはある意味では正しい意見です。
IP 電話がその可用性を依存しているインターネットサービスは、従来的電話サービスに較べて圧倒的に可用性について低く設定されています。従来的電話サービスとは桁違いに障害発生の可能性が高いと考えて良いでしょう。インターネットが低価格で運用できている主たる理由の一つは、この可用性にたいする甘さ、です。厳しく追及すればするほど、インターネットの運用コストはどんどんと高くなります。
IP電話が低価格にできる理由は、インターネット回線との互換性、
NTT回線という既存の回線の利用の2つだと思います。
まずインターネットとの互換性により、インターネットとIP電話の抱き合わせが可能になり、
価格が下げられるようになったと思います。
次にNTT回線を利用することによって、インフラにかかる費用を下げることができ、
価格が下げられるようになったと思います。
他の事業の際に得た設備投資やノウハウだどから副産物的に出来たサービスであるため、
IP電話のサービスを提供することによる費用はたいしたことがないから。
IP電話は、インターネットで音声データをやりとりするものであるから、
インターネット回線の種類が同じであるならば電話線を使わないので安くなり、
また既存のインターネット網を利用できることから設置コストが安くできるから。
IP電話はインターネットと同じように回線を利用するため、設置費用などが新たに掛からなかったから。
NTTの伝送網を使うよりも、IPによるパケット伝送網を使う方が安価だから。
従来の電話と違って 交換機を占有する必要が無いので、安くなる。
今までのNTT電話網に対抗するためにIP電話は参入してきた。
対抗するためには、電話料金を安くするのが手っとりばやく、そのために費用を下げる努力をした。
IP電話は既存のインターネット回線を使うため顧客に新しくIP電話のサービスを提供するとしても
コストがほとんどかからないからだと思います。(ソフトバンクはIP電話で儲ける気はないという話から)
経由する交換機が少ない、もしくは必要ないため、交換機のコストがあまりかからない
デジタル化によって、使用するデータ量が少なくなるため、その分の機械の簡易化が可能
⇒インターネット網という共有できるインフラをしようできるから。
1、電話のために新設する必要がない。
2、ランニングコストがかからない(インターネット利用料で回収)
IP網を使用するため設備にかけるお金が低くおさえられるから
回線が単純明快で、投資費用が既存の電話回線と比較して安く押さえられ、減価償却費も安い。
DSLの普及により、IP電話の普及に自身があった。
声の音をデジタル化して、信号として声を送るから。
インターネットを設置している家庭の中でインフラが整備されるので、通常の電話回線を使わずに利用できるため。
ネット事業の付加価値としてIP電話サービスが存在するから。
自分の地域のNTT交換機と相手の地域の交換機をIP網でつなぎ、その分手数料が省けるため。
インターネットと同じ回線を利用しているから、付属品のような感じでサービスが提供できる。
通常はNTTなどが配置した電話回線や交換機を一部か全く使わず、
IP網でつなぐことによって、高く設定された通常の料金ではなく、
より安上がりの通信網を使用することで、料金を限りなく安くすることが可能なのであると思う。
ADSLや光ファイバーを使ったインターネットが普及してきており、
もうすでに下地はできあがっているから、インターネットを利用するIP電話ははじめから値下げできると思う。
もう既に普及したネットワーク設備(IP網)を用いて、
NTTの回線を一部使うか、あるいは全く使わないことによって、当然NTTの回線を全て使った場合よりも安くできる。
また安くしなければ、NTTとの間の優位性もないと感じる。
既存のネット環境に後付するだけだったので、新たに大規模な整備やシステムを導入する必要がなかったから。
既存の電話回線やADSL、光ファイバーを利用するためにIP網を整備するだけでよく
設備投資額や減価償却費や設備維持費が軽微ですむため。
その理由は日本においてIP電話の普及以前にインターネットシステムが広に普及していたからだと考えます。
そのインターネットシステムで使用していた既存の情報送信システムを使用したために
新しくシステムを一から設置することをしなくてよかったから。