コンピュータ概論B (2007年度秋学期 火曜日3限)

[概要と目的] - [注意] - [資料]

講義の概要と目的

シラバスより
春学期のコンピュータ概論Aではコンピュータのハードウェアとネットワークの仕組みについて講義が行なわれる。秋学期ではソフトウェアとコンピュータの応用に注目する。
ハードウェアとソフトウェアの境界は必ずしも明確なものではないが、乱暴さをひとまず措いてハードウェアが機能を提供するものであり、ソフトウェアは自動化のためのものであると考えた場合、コンピュータを単純な計算機械ではない、自動処理機械としているのはまさにソフトウェアの役割である。
また、一般的な機械でもプリミティブな機能を組み合わせる事で複雑な機能を実現できる場合があるが、コンピュータの非常な多機能さや柔軟さは、まさにソフトウェアによってこの組み合わせを果たせたためである。
本講義ではこのソフトウェアの働きについて具体的な例をあげて説明し、ソフトウェアがどのような能力をコンピュータに与えているかを理解する事を目的とする。

単純にプログラミングの技術を習得するための講義ではないし、その技術はこの講義からは得られない点に注意。逆に既に何らかのプログラミングの技術を身につけているものにとっても価値ある講義内容としたい。


デジタル化の原理   bit、Byte、二進表現、データフォーマット、圧縮、エンコード ハードウェアとの関わり   機械語、ノイマン型(手続き型)処理、チューリングマシン、   Stored Memory Architechture(データとプログラムの同一性) プログラミング   コンパイラ(Cを例に)     高級言語、コンパイル、最適化   インタプリタ(Javaを例に)     バイトコード、Virtual Machine ソフトウェアの意味   高級言語、プログラミング、   OS、アプリケーションソフト、互換性、バグ

履修上の注意

教科書
『コンピュータ&ネットワークシステム入門』  (中央経済社) 2600円
課題
講義時間中に何度かの簡単な作文を課す(試験の練習と思えばよい)
評価
課題と試験の結果によって行う。

資料

全資料となっていてもここにあるものは Web に置ける限りのものに過ぎず、 講義では他の資料やデータも使っている。 講義を再現するためではなく参考資料として見ること。
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Yutaka Yasuda (yasuda@cc.kyoto-su.ac.jp)