2009年度秋学期受講生の最終課題提出結果の中から、優秀作品を幾つか選んで掲載します。 当該年度の受講生の皆さんも、これ以降に受講される皆さんも、参考にして下さい。
作品のコード(プログラム)内容は必ずしも褒められるものばかりではなく、ここに取り上げた作品を含めて、まだまだ手を入れるべきところも多くあります。 しかし受講生の殆どが初学者であったこと、MacOSX そのものに慣れない状態でやっていたことを考えると、つぎ込んだ努力量の大きさと、苦しんだであろう蛇行の跡がうかがえます。 それらは無駄になるどころから、後からは手に入れることが出来ないものをもたらしてくれるものと思います。
頑張って最後まで一緒にやってくれた受講生たちに感謝するとともに拍手を贈ります。
クラス1の最終課題の優秀作品についてコメント付きで掲載しておきます。 なおタイトルは担当した教員が勝手に付けたものです。 順不同で並んでいます。
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黒板に描いた絵 チョークをひっぱって絵を連続的に描く、という発想が素晴らしいです。 プログラムはとても力業(ちからわざ)で、あまりほめられるものではありませんが、テーマに向かって最後まで妥協せずに作り上げた、ということが評価できます。 719 行 [ デモ (mov format) ] [ スケッチ ] |
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ブロック崩し プログラム的には技術的なトライが足りず、非常な力業で作ったプログラムです。 あまり良いサンプルではありませんが、とにかくゴリゴリ書いてみないといけない時期もあります。 180 行 [ デモ (mov format) ] [ スケッチ ] |
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電気回路 電気が流れるところを作ってください、と条件付けした課題です。 プログラムは余り良く出来たものではありませんが、とにかくそこだけは作った点を評価しました。 654 行 [ デモ (mov format) ] [ スケッチ ] |
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戦闘機ゲーム よく完成まで持ってきた、と思います。 それが素晴らしい。 741 行 [ デモ (mov format) ] [ スケッチ ] |
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3Dふうのドライブ よく似た関数が幾つも並んでいたり、あまり良い構造にはなっていませんでしたが、とにかく最初に想像したゴールを達成した点は素晴らしいです。 611 行 [ デモ (mov format) ] [ スケッチ ] |
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サンタがプレゼントを配る 最初にかなりしっかりしたデザインスケッチを用意して、最後まで品質に妥協せず作り上げた事を評価したいです。 プログラムの書き方としてもうまくできています。 745 行 [ デモ (mov format) ] [ スケッチ ] |
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ビリヤード ずいぶんしっかり衝突計算をやってくれています。 しかし物理シミュレーションというのは大変な分野で、これにしても複数のボールが連鎖的に衝突することを全部きれいにはさばけていません。 この受講生はしかし自分のロジックの限界をちゃんと認識しているところが良いです。 それにしてもきちんと出来ています。ちょっとおどろきました。 ところでブレイクショットのような現象は本当にプログラムで書くのが難しい問題です。 おそらく大変なコード量になると思います。 プログラムに比べてマニュアルというかガイダンスの方は手が回らなかったようです。 起動して、キー、a, d でキュー(突き棒)の角度を変え、w, s でボールの置き場所(あるいはキューの引っ張り位置)を調整して、Enter キーで突きます。 735 行 [ デモ (mov format) ] [ スケッチ ] |