3. 変数と計算式

3.1 変数への値の代入

count という名前の変数に 100 という値を設定するには以下のように表記します。

  count=100;

この、変数に値を設定する作業を「代入」と呼んでいます。つまり上の例は「変数 count に 100 を代入する」と表現します。 [1]

変数というものはメモリに名前をつけただけ、という簡単なものです。そのメモリに値を書き込んでいるのです。

変数

変数への代入:メモリの一部に名前を付けて値を格納する

3.2 変数の名前

変数の名前はプログラマが自由に決めて構いませんが、以下の条件を守る必要があります。

  1. アルファベット(大文字小文字とも)と _ (アンダーライン)と数字しか使えない
  2. 少なくとも変数名の最初の一文字めはアルファベット(大文字小文字とも)か _ (アンダーライン)であること
  3. 予約語ではない(予約語の項を参照)
  4. 英大文字と英子文字は区別される( aaa と AAA、aAa はすべて別の変数となる)

また、abcdef という変数を使っているとき、abc def というように間に空白を入れてはいけません。この場合abcdefの別の変数を二つ並べて書いたと見なされ、恐らく文法的にエラーとされるでしょう。

よくある名前は x, y, i, j, number, count, angle_max などのようなものでしょうが、なるべくわかりやすい名前をつけるようにすると、あとでプログラムを見直すときに楽になるでしょう。



Yutaka Yasuda (yasuda@bakkers.gr.jp)