9.1 最も簡単なサンプル

以下に利用例を示します。(10,10) を左下に、(200,30) を右上にして、色番号 1 (濃い緑色)の長方形を描く、というものです。

#include <stdio.h>
#include "GrWin.h"

int main() {
  GWopen(0); /* 描画ウィンドウを開く */
  GWindow(0.0, 0.0, 200.0, 200.0); /* 座標系の設定 */

  GWsrect(10.0, 10.0, 200.0, 30.0, 1); /* 長方形 */

  GWquit(); /* 描画ウィンドウを閉じる */
  return 0;
}

コンパイルし、実行すると以下のような描画ウィンドウが開き、結果が表示されます。

描画結果

このプログラムはただ長方形を描いてすぐ終了するため、
GWquit による以下のようなダイアログが表示されているでしょう。

終了ダイアログ

「はい」をクリックすると描画ウィンドウを閉じます。
(サンプルプログラムは GWquit() 直後の return 文によってすぐ終了しますので、プログラムの実行はこのダイアログが出た時点で既に終了していることに注意して下さい。この状態はただ描画結果を保持しているだけです。)

プログラムを見ると、座標系が左下を原点にしていることがわかると思います。

座標系


Yutaka Yasuda (yasuda@cc.kyoto-su.ac.jp)