10. バッファを意識したチュートリアル

では実際にファイルとバッファを意識しながら一連の処理をやってみましょう。

10.1 ファイルを読み込む

Emacs にファイルを読み込むには C-x C-f に続けてファイル名を指定して Enter です。

例では memo.txt という名前のファイルを読み込んでいます。

読み込みの前後では、モードラインに表示されているバッファ名が「 *scrach* 」から「 memo.txt 」に変わっていることを確認して下さい。memo.txt ファイルを読み込んだために memo.txt という名前をバッファが一つ作成され、いまそれが表示されていることを示しているのです。
このとき Emacs のウィンドウで Control キーを押しながらマウスの左ボタンをクリックしてください。下図のようなバッファ・メニューが表示されます。

メニュー上に memo.txt バッファの名前が確認でき、それがどのファイルに結びつけられているかが確認できます。それ以外に「 *Messages* 」「 *scratch* 」バッファが見えていますが、これについては後で説明します。また、マウスの右ボタンをクリックすると、下図のようなグローバル・メニューが表示されます。

このグローバル・メニューの「バッファ」を選択すれば、同様にバッファ・メニューが表示されます。


Yutaka Yasuda (yasuda@bakkers.gr.jp)