5.2 単純な変換
かな漢字変換モードでタイプした文字は、ローマ字とみなされてかなに変換されて表示されます。試みに「watasino」とタイプしてみました。
両側を縦の棒で囲んだようにしてかなが表示されています。このため Emacs でのかな漢字変換途中を「フェンスモード」と呼ぶ時もあります。
ここでスペースキーを一度押すと、それまで入力されたかなが漢字に変換されます。同時にモード表示が [漢]
に変わっている事に注目してください。
この状態で Enter キーを押せば確定します。
また、今回は希望どおり「私の」と変換されましたが、もう一度スペースキーを押すことで、次の候補が一番下の行に列挙されるかたちで現れます。
スペースキーまたは矢印キー、それに対応する C-f, C-b, C-p, C-p キーで操作して候補を選ぶことができます。Enter キーで候補を決定、もう一度 Enter キーを押せば確定します。
縦の棒(フェンス)が消えて確定したことを表現しています。モード表示も再び [あ]
となり、続けてローマ字かな入力ができる状態になっています。