5.3 再変換、文節の選択と伸縮

続いて文節区切りの調整を伴う再変換、つまり比較的長めのかな漢字変換の例を示します。
「変換がうまく行かない時は」と変換したかったのですが、「変換がうまく行かないときは」となってしまいました。

「変換が」と「うまく行かない時は」の2文節と自動判定されている(文節間の隙間が目印)ため、まず C-f で再変換対象を後ろに移動させます。(上の図ではよく分かりませんが、操作画面上ではカーソルが今どこの文節が処理対象か示してくれます。)

一つ前の文節に移動矢印キー(←)または C-b (back)
一つ先の文節に移動矢印キー(→)または C-f (forward)
先頭の文節に移動C-a
最後の文節に移動C-e

続いて C-i で「うまく行かないときは」の文節を「うまく行かない」に縮めると、残りの「ときは」が新たに一つの文節として変換され、「時は」と希望通りになりました。

その文節が希望通りの変換をされない場合はスペースキーを押して再変換します。こうして文節の選択と、文節長さの変更、再変換を繰り返して、目的の変換結果にたどり着けば良いわけです。
なお、文節の長さを伸ばす場合は C-o です。

文節の長さを詰めるC-i
文節の長さを伸ばすC-o

うまく変換できれば Enter キーで確定です。


Yutaka Yasuda (yasuda@bakkers.gr.jp)