3.7 トラブルからの脱出
UNIXを操作していて、どうにもおかしな状態になってしまって困ることがあります。
もう一度始めからやり直したいんだけど、今どういう状況なのかよく判らないなあどうしようどうしよう、こんなとき…。
(C-cなどの表記に見覚えの無い人はキー表記をもう一度確認してください。)
とにかくコマンドを中断して最初からやり直したい
C-cを試してください。何度か C-cするとうまくプロンプトに戻る場合があります。
でもキー入力が全然受け付けられていないようなんですけど
C-qを試してください。
C-sでキー入力をロックしてしまう場合が時々あります。C-sの解除がC-qです。
C-qの後でならキー入力が効くのでは無いでしょうか。
正確な表現をすると C-sでロックされているのはキー入力では無く、画面表示です。
つまりキー入力は受け付けられているのだけれども、その結果の表示がロックされているので、あたかもキー入力が効いていないかのように見えるのです。
注意して見れば C-qの後に今までタイプしていた分と、その結果表示が一気に画面に表示されるはずです。
それでも C-cが効いてないようなんです
仕方がありません。C-zを試してください。
それで Suspended などと表示されてシェルのプロンプトが表示されたらしめたものです。
その状態ですぐさま kill %% とやってください。
これをしないとプロセスが残ってしまいます。
そのあとは普通にコマンドが打ち込める状態になっているのではないでしょうか。
画面表示がどうにもおかしくなっているんです
ng や Mule のようなエディタを利用中であれば C-lを試してください。<Control>と英字の L です。
それ以外のコマンドなどで画面が乱れている場合はとりあえず C-c などしてシェルのプロンプトまで戻り、そこで tset コマンドを試してください。
それでも駄目なら cls コマンドを試してください [1]
。
それで戻らなければ login し直すのが早いですね。
でもやっぱりどうにもならないんです
仕方がありません。情報センターメインカウンターまで連絡ください。
情報処理教室なら待機中の補助員に聞くか、備え付けの電話をお使いください。
図書館にも補助員が待機しています。
聞くは一時の恥。一度聞いておけば次からは自分で対応できますし、自分の能力アップになります。
とにかく、
どんな状況におちいってもいきなりコンピュータの電源を切ってはいけません。コンピュータは正しい方法で終了させないと故障してしまいます。
補助員にも連絡がつかないときはキーボードの上にメモを残して「動かなくなってしまいました。後の対応をお願いします。」などと書いて電源をつけたままにしておいてください。