11. Ng エディタの使い方

非常に簡単に使えるエディタとして Ng を紹介します。Ng は 1990 年代から開発が継続されているエディタで、あまり標準的ではありませんが簡単に使えるエディタのひとつです。

11.1 エディタを使ったファイル編集の流れ

まず Ng に限らない、エディタを使ったファイル編集の流れについて説明します。

  1. ファイルを指定してエディタを起動
  2. 文書を入力・編集する
  3. エディタを終了し、保存する

Step 1. ファイルを指定してエディタを起動

まずエディタを起動し、ファイルの中身を読み込みます。

エディタに読み込み

既存のファイル指定した場合は、そのファイルの中身を読み込み、表示します。そうでないファイル名を指定した場合は、あとで新規にその名前のファイルを作成するつもりで、空白の状態ではじまります。
ディスクにあるファイルの中身を、エディタが用意したメモリに読み込んだと考えても良いでしょう。

Step 2. 文書を入力・編集する

キー操作によって文書を入力したり、体裁を整えたりします。

文書の修正

この操作はエディタに読み込まれたファイルの内容に対して行なわれており、元のファイルにその結果は反映されていません。
ファイルはディスクの中にあり、エディタはメモりの中だけを変更していると考えても良いでしょう。

Step 3. エディタを終了し、ファイルに保存する

エディタを終了し、編集していた内容をファイルに書き込みます。

エディタを終了、ファイルに保存

ここで保存処理をすることによって、エディタで書き込んでいた内容がようやくファイルに反映されます。
エディタが保持していたメモリの中身がファイルに記入されると考えても良いでしょう。


Yutaka Yasuda (yasuda@bakkers.gr.jp)