6. ループ

繰り返し(ループ)は基本動作の一つです。ループと条件分岐を組み合わせてコンピュータは自動処理をしていると言っても間違いではないほどです。

6.1 while によるループ

a が 100 以下の間、繰り返し続ける処理は while を用いて以下のように書けます。

  a=30;
  while( a <= 100 ) {
    ..... (目的の処理)
  }

while に続く ( ) の中の条件判定が真である限り、続く { } に囲まれたブロックを繰り返して処理します。最初に while() に入るときにすでに条件判定が偽になっていた場合は、一度もブロック内の処理をせずに、その次の行を実行します。

whileによるループ

while によるループ

上の「目的の処理」部分には、a を(いつか)100 以下に変化させるようなものが何か含まれているでしょう。そうでないと、このループは永遠に止まりませんから。
同様に、まず while を実行する前に a には何か値が設定されているはずです。そうでないと、ループに入る前の最初の判定ができませんから。
(ループ後に判定をしたい場合はdoとwhileによるループの項を参照。)


Yutaka Yasuda (yasuda@cc.kyoto-su.ac.jp)