5.2 ファイルの一覧を見る

UNIXに限らず現在市場に出ている殆どのコンピュータはファイルという形でデータを格納しています。

丁度様々な記録を紙に書いて、ファイル(file , 書類差し)に入れて保存するようなものです。

あなたの机に文書整理用のファイルがいくつも置いてあるように、コンピュータの中のあなたの記録場所にも幾つもファイルを置くことができます。
幾つも作ることができるので、それぞれを区別するために名前が付けられています。「ファイル名」などと表現します。

ファイル名には実際には殆ど全ての文字が利用できます。

しかし様々な理由から、ファイル名として利用する文字としては、アルファベット大文字、小文字、数字、_(アンダースコア)、-(ハイフン)、.(ピリオド)程度にするべきです。
(ピリオドは sample.txt のように途中で使い、.sample.txt のようにファイル名の先頭につけることは避けてください。- も同じく先頭はやめましょう。)

これら以外の記号文字、漢字などはファイル名としては利用しない方が無難です。

また、ファイル名の長さは 255 文字が最大です。

ls コマンド [1] で、今あるファイルの名前の一覧をチェックすることができます。

cc2000(82)% ls
Mail  Wnn6  public_html
cc2000(83)% 

つまり「Mail」「Wnn6」「public_html」という名前の3つのファイルがあるということです。



Yutaka Yasuda (yasuda@bakkers.gr.jp)