4.3 イベント

また、 history のリストを見ると、左に番号があるのが判ります。
この番号はプロンプトの括弧の中に出てくる数字に一致しています。この番号で、何番目をもう一度実行せよ、という指示もできます。
例えば 85 番目のコマンドを(もしくは 85 番目のイベントを)もう一度実行したいというときは !85 です。

cc2000(88)% !85
cal 12 1999
      12月 1999
日 月 火 水 木 金 土 
          1  2  3  4
 5  6  7  8  9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

cc2000(88)%

85番目のコマンド cal 12 1999 が念のために !85 のすぐ次の行に表示されているのが判りますね。

また番号ではなく、一番最近に実行した ○×△ で始まるコマンドをもう一度実行するという指示も可能です。
上記の例の状態で、 !d とすると83番目の date にマッチして、それが実行されます。

cc2000(89)% !d
date
1997年02月25日 (火) 18時23分31秒 JST
cc2000(90)%

83番目のコマンド date が念のために !d のすぐ次の行に表示されているのが判りますね。
コマンド名のマッチングの為に ! に続けて指定する文字は何文字でも構いません。
書いた文字数の分だけでマッチングし、一番最近のコマンドから逆にさかのぼって一番最初にヒットした(適合した)コマンドが実行されます。
もしもさかのぼってヒットするコマンドがなかった場合は「そんなイベントはない」と良う意味のエラーメッセージが表示されます。
実際「イベント」という、この機能にまつわる名前を見るのはこのときぐらいです。

これで随分幸せになりましたね。 (^_^)


Yutaka Yasuda (yasuda@bakkers.gr.jp)