匿名性

投稿者の個人情報が露出するのは(特に大規模クラスでは)好ましくない。男女間のトラブルを含めて多く問題が起こりがちな年代層の接近した集団に、行動履歴や個人情報を露出するのはまずい。ストーカーなどの事案を誘導しているのに等しい。

少々の数なら個人情報を出したくない投稿者はメイルで教員に送り、教員が代理投稿すると言った方法があり得るが、利用が増えれば増えるほど利用者が苦しむような限界点を設計に最初から折り込むのは愚かだ。

ただし教員は成績評価、またはトラブル防止(暴力的な投稿者をコントロールするといった事)のために投稿者の特定ができなければならない。すなわち全体には匿名として見せ、教員には記名で見せる(またはそのように操作すれば個人特定ができる)ようにするべきである。

クラス構成

課題提出システムのクラス構成で紹介したように、クラスの実施形態は極めて多様である。どのようなクラスが現れても対応できるようにした。

担当者の配置

課題提出システムの担当者の配置で問題となったような部分を解決すべく、アカウントをクラス担当者が自分で発行出来るようにした。

データの保存

課題提出システムのデータの保存で示したように、成績評価資料は保存義務がある。そのために一括ダウンロード機能を用意した。掲示板の内容を静的 HTML 形式に固定してダウンロードできる。教員はこれを手元で閲覧したり、Web で公開することができる。


Yutaka Yasuda (yasuda@bakkers.gr.jp)